2023.04.27 21:00イワナの渓にときめく「ときめきと、成り行きに従う。僕はそうやって生きてるのかもしれないなぁ。」釣りというものに触れて、そう感じるようになった。自然に囲まれた故郷に帰ってきて、1 人のフィッシャーと出会い、その方に誘われるまま、米良鹿釣倶楽部主催のフライフィッシングスクールに参加。そこで、この世界に強...
2022.04.30 09:00フシギなエニシ(九州イワナ 調査釣行 3)「まさか!? ウソでしょ⁉︎ こんなことって、ありえます⁉︎」「・・・ありえないですよね。」うららか、というよりは、もう少し強く透明な陽射し。人の痕跡(こんせき)なんてまるでないハイランド。あくまで透明な沢の水と、目を覚ましてキラキラと飛び交う大小さまざまな昆虫たち。天空の庭、と...
2022.04.03 05:00Footprints「カゲロウの成虫には口がないからね。」「え・・・?」聞いた瞬間、思わずグッと黙り込んでしまいました。実を言うとしばらくの間、軽く絶句していたのです。自分の無知さに背中を丸めたくなるような恥を感じると同時に、今まで何回も何回も見てきたはずの光景に改めてはかなさと美しさを見つけ、ぼん...
2021.12.28 09:00鱒の森 №65振り返ると今年は、いい意味で本当に色々なことがありました。・パタゴニア環境助成金プログラムの採択~調査研究・佐藤成史さん上小丸川訪問~フライフィッシャー№300掲載・土屋守さん、知来要さん上小丸川訪問~FishingCafé vol.70掲載・鱒の森№64掲載ざっと羅列するとこん...
2021.08.01 05:00太陽の引力(九州イワナ 調査釣行 2)6月。ちょうど二十四節気の10番目、夏至(げし)の頃、岩槻先生と念願の初調査に行ってきました。思い返すと先生と知り合ってからちょうど3年、色んなところでご一緒したのですが、フィールドワークではこれが始めて。この日の目的は九州在来イワナ調査。岩槻先生とKUMOJI兄貴との3人で未踏...
2021.04.23 09:00YouTubeチャンネル開設米良鹿釣倶楽部ではこの度、YouTubeチャンネルを開設いたしました。今後、会員活動や、有名アングラーの動画、研究者の開設などをアップする予定です。ホームページ同様ご覧いただけるとありがたいです。(動画 BORAヤン : 文・写真 KUMOJI)
2021.03.20 21:00ひそか雨の小沢(九州イワナ 調査釣行 1)(※注 「ひそか雨」とは、春先にしとしとと降る細かい雨のことです。)<令和3年3月某日>「〇〇〇谷と〇〇〇谷のサンプルがどうしても欲しいんですよね~。」教授からそんな話しがあったのは、先月、2月中旬のことでした。果たして、九州に在来のイワナはいるのか、いないのか。その結論はまだ出...
2021.03.17 09:00パタゴニア環境助成金プログラムの助成先団体となりました。この度、私ども米良鹿釣倶楽部が、パタゴニア環境助成金プログラムの助成先団体として認可いただきましたのでご報告いたします。また、その事業内容の概要については以下のとおりです。1 ヤマメ・アマゴ等について九州は日本列島の中でも一際遺伝的な多様性に富んでいて、1つの河川水系の中において...
2020.07.14 09:00NPO法人として認可されました会務報告です。米良鹿釣倶楽部が、これまでの任意団体から非営利活動法人(NPO法人)として正式に発足(成立)しました。以下、これまでの経過を報告します。まず、2020年5月11日、設立総会を新型コロナウイルスに係る緊急事態宣言が発出中ではありましたが、開催しました。この総会では、設...
2020.06.19 17:00九州のイワナについて(Memories of the Dragon)「九州地方に在来のイワナはいない。」この考えは、1961~1962年(昭和36~37年)にかけて発表された学説に基づくものです。しかし実はそれよりずっと昔、大正時代くらいには、九州にイワナがいたという伝承が残っている地域があります。中には、「ここには昔からイワナはいたぞ!」と怒っ...
2020.06.19 15:00米良鹿釣倶楽部について宮崎県の山奥深く、西米良村という村があります。明治の初め、この村に住んでいたとある代々神主や行者の家系には、「龍の駒」という大鹿の話しが受け継がれていました。この「龍の駒」とは、米良(西米良村)の山中から、南は鹿児島県境の霧島山系、北は熊本県や大分県の祖母・九重連山にかけて棲んで...