桃源郷の山女魚たち(九州渓流魚シンポジウム2022 in 西米良)

「桃源郷 (とうげんきょう)  =  シャングリ ラ(Shangri-La)」


それがこの村のキャッチフレーズ。


九州山地のまん真ん中、宮崎と熊本の県境に位置し、その土地のほとんどが山々で覆われ、住まう人たちの数は1,000人と少し。


何より、私たち九州のトラウトアングラーたちにとって最も馴染み深い場所の1つでもあるこの場所で、来たる10月、イベントを開催させていただくことになりました。


その場所は、西米良(にしめら)村といいます。


実は昨年、私たちがパタゴニア環境助成金プログラムの対象団体となり、ヤマメ・アマゴ等の調査を行ったのが、この村の中心部を流れる一ツ瀬(ひとつせ)川と、そこに注ぎ込む数多くの支流でした。


その調査の過程で、


こんな神々しい1尾に震えたり、


こんなヴィヴィッドなヤツに目を奪われたり、


山吹色に輝く彼女にうっとりさせられたりしました。


彼らは全部、西米良村の魚たちなのです。


(出典:鹿児島県自然環境保全協会「Nature of Kagoshima vol.47」2020年 6ページ)


また、その多様なデザインと色彩の数々は、もしかするとヤマメ・アマゴ等の遺伝的多様性を表しているのかもしれません。


何せ、ここは九州なのですから。


今年の3月に串間市の福島川について行われた「九州渓流魚シンポジウム 2022 in 串間」に引き続き、第2弾となる「九州渓流魚シンポジウム2022 in 西米良」。


開催日時は10月22日(土)13:30〜。



コーディネーターにはおなじみの 岩槻 幸雄 教授。


また、パネラーには日本フライフィッシング界のレジェンド、佐藤 成史 さん。


そして、パタゴニア日本支社から 小倉 隆平 さんをお迎えし、真面目に、でも楽しくシンポジウムを開催します。


参加料は無料。申込受付については先着順とさせていただきます(定員50名)。


また併催イベントとして、ニジマス釣りの楽しさを小学生に体験してもらうイベント、「フィッシングスクール in 西米良」をシンポジウムの翌日、10月23日(日)に開催いたします。


参加費はこちらも無料。定員についてはフライフィッシングが10名(組)、ルアーフィッシングが15名(組)です。

これら2つのイベントには、主催団体である西米良漁業協同組合さまと私たち以外にも日本フライフィッシング協会(JFFA)九州支部の皆さまに多くのご協力をいただいており、大変助かっています。心より感謝申し上げます。


また何より、本イベントの主役は地元の漁協である西米良漁業協同組合。この方たちの熱意がなければこのようなイベントは決して出来ません。


本番まで残り2カ月を切りました。私たちも楽しみながら、でも気を引き締めつつ準備をしようと思います。


お申込み・お問い合わせについては、シンポジウム、フィッシングスクールいずれも以下のメールアドレスまでお願いいたします。

※お申込みの方は、メールに 1 氏名 2 住所 3 携帯電話番号 4 メールアドレス 5 参加希望イベント(シンポジウムかフィッシングスクールか)を記載してください。


NPO法人米良鹿釣倶楽部事務局 : merajika2020@gmail.com 


参加ご希望の方はどうぞお早めにお願いいたします。


(文・写真 KUMOJI)




米良鹿釣倶楽部

米良鹿釣倶楽部は、釣りを通じてトラウトの学術研究に対する協力および漁協活動の支援を行うNPO法人です。

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