上小丸川漁業協同組合(KID Aの挑戦)
以来、令和の現在にいたるまで私たちアングラーがこの河川で継続して釣りを楽しむことが出来ているのは、代々この川と向き合ってこられた漁協の方々のお陰であることは間違いありません。
そして、縁は異なもの味なものと言いますが、私たちがとある若者と知り合ったのは、岩槻教授が開催してくれた宴席がきっかけでした。
20代半ばにして漁協の運営に携わる彼は、小さい頃からヤマメのことが好きでたまらず、高校卒業後は神奈川の北里大学海洋生命科学部に進学し、本格的にヤマメや、それを取り巻く生態系の研究に没頭します。
ところが、彼自身は釣り自体がそこまで好きなわけじゃないと語ります。
あくまで、ヤマメが大好きで、ヤマメをはぐくむ大自然が大好きなのだそうです。
そして、何より望んでいることは、漁協での活動を通じて地元が元気になってくれること。
もうすでに漁協の理事会で決定したそうなので書かせていただきますが、ここでは一つの新しい取り組みがなされようとしています。
それは、トラウトに関するキャッチアンドリリース区間の設置。
「ニジマスも入れる?やっぱり大物がいた方が釣り人は喜ぶでしょ。」
等々、話しは尽きません。
県内外から夜討ち朝駆けでアングラーがワクワクしながら訪れて、大事な休日に美しい思い出を刻むことが出来るフィールドになるように。
どうぞキャッチアンドリリース区間がオープンした際には、また普段のシーズンも、ここを訪れていただきたいと思います。
最後に、彼の名前は長友智紀(ナガトモ トモキ)さんといいます。
<主な上小丸川エリア>
※通常、このサイトでは詳細な河川名やポイントについては一切お伝えしませんが、漁協活動のサポートについては、地域振興の観点から随時お知らせいたします。
(文・写真 KUMOJI)
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